深夜ドラマも充実

 今期は深夜ドラマも個人的に見て充実していたという印象があります。

 吉田鋼太郎さん主演の「おい!ハンサム」、ジャニーズWESTやなにわ男子が出演していた「鹿楓堂 よついろ日和」、玉城ティナさん主演の「鉄オタ道子2万キロ」、賀来賢人さん主演の「アフロ田中」の4つを見ていました。

 「おい!ハンサム」は、3人の娘の父親である吉田さんのコミカルな部分と、娘たちに「人はこうあるべきだ」というような教訓を熱く語る部分のギャップがあり、ほのぼのとした気持ちになりました。

 そして娘たちがそれに対して必ずいうセリフが「ハンサムが、何言ってんの」。

 結婚したり、社会人になっても、娘を思う愛が、吉田さんの演技から伝わってきました。私には息子しかいませんが、世の娘さんたちにとっては、このくらい適度な距離を取りつつも、困った時は助けてくれる父親が憧れかも知れません。

 「鹿楓堂 よついろ日和」は、祖父が営んでいたカフェを引き継いだ古民家カフェが舞台です。そこに様々な事情や生い立ちの仲間が集まり、お茶、料理、デザートなど得意分野で訪れたお客さんを癒すという物語です。

 スイと呼ばれている店長には、大手ホテルチェーンの代表を務める双子の兄がおり、その兄との確執とその後の和解も物語には上手く織り込まれていました。

 単なる古民家カフェではなく、そこに来るお客さんたちの抱える悩みも癒す力のある不思議な雰囲気のカフェで、本当にあるならば、行ってみたいと思いました。

                                  (続く)