アノニマスというドラマに思う

 先週で終わりましたが、テレビ東京系で香取慎吾さん久々の主演作、アノニマスというドラマがありました。香取慎吾さんは新しい地図になってから初めての主演ドラマかと思いますが、香取さんに対する評価は様々です。

 SNSをめぐるトラブルが問題になっている現在、実在しない「ネットによる中傷を専門に取り締まる部署」を取り上げたストーリーは、タイムリーだったと思います。

 警察でもないのに自分勝手な正義を振りかざし、人を追い詰めたり、死に追いやってしまう事件が後をたちません。実際の警察も取り締まりに力を尽くしていますが、やり方を間違えると個人情報やプライバシーが世の中に拡散されてしまう危険性もありますので、防犯カメラの映像や個人のアカウントの特定などは、まさに「諸刃の剣」という一面があります。私も中傷こそしませんが、あおり運転や理不尽な行動を捉えた映像には憤りを感じますが、法に基づいて裁かれるべきであって、一般人が犯人探しをするのは、違うと思います。

 そういう意味でもこのドラマは指一本で人を追い詰めることへ警鐘を鳴らすきっかけになったと思います。

 山本耕史さんや勝村政信さんなど、有名な俳優さんも出ていましたが、ちょっと芳根京子さんに雰囲気が似ていた、関水渚さんにも注目したいと思います。

 後に有名になった俳優さんのデビュー作を検索したら、リアルタイムで見ていたということもよくあり、嬉しくなることもありました。

 人によってドラマの見方は様々ですが、私はそれも楽しみの一つです。