深夜ドラマも充実

 今期は深夜ドラマも個人的に見て充実していたという印象があります。

 吉田鋼太郎さん主演の「おい!ハンサム」、ジャニーズWESTやなにわ男子が出演していた「鹿楓堂 よついろ日和」、玉城ティナさん主演の「鉄オタ道子2万キロ」、賀来賢人さん主演の「アフロ田中」の4つを見ていました。

 「おい!ハンサム」は、3人の娘の父親である吉田さんのコミカルな部分と、娘たちに「人はこうあるべきだ」というような教訓を熱く語る部分のギャップがあり、ほのぼのとした気持ちになりました。

 そして娘たちがそれに対して必ずいうセリフが「ハンサムが、何言ってんの」。

 結婚したり、社会人になっても、娘を思う愛が、吉田さんの演技から伝わってきました。私には息子しかいませんが、世の娘さんたちにとっては、このくらい適度な距離を取りつつも、困った時は助けてくれる父親が憧れかも知れません。

 「鹿楓堂 よついろ日和」は、祖父が営んでいたカフェを引き継いだ古民家カフェが舞台です。そこに様々な事情や生い立ちの仲間が集まり、お茶、料理、デザートなど得意分野で訪れたお客さんを癒すという物語です。

 スイと呼ばれている店長には、大手ホテルチェーンの代表を務める双子の兄がおり、その兄との確執とその後の和解も物語には上手く織り込まれていました。

 単なる古民家カフェではなく、そこに来るお客さんたちの抱える悩みも癒す力のある不思議な雰囲気のカフェで、本当にあるならば、行ってみたいと思いました。

                                  (続く)

 

今期はドラマロスが増えそうです。

 3月も終わりにさしかかり、1月からのドラマが次々と終わりました。

 一部オリンピック中継で放送が伸びたものもありますが、来週は定番の「科捜研の女」と最終回の「ミステリーという勿れ」以外はチェックしていたドラマがなくなります。

 毎日のドラマのチェックと録画は私の生活のルーティーンでもあるのですが、同じドラマを毎週見ていますと、家族の間でも「ロス」を最も感じるドラマには、違いがあるようです。

 例えば私の一番は「ファイトソング」ですが、妻は「ムチャブリ」でした。社会人になった息子は「母小学生になる」だそうです。

 NHKの朝ドラのヒロインは、朝ドラ後の民放ドラマに注目が集まりますので、今回は清原果耶さんの演技に私も注目していました。

 やはり最初は「モネ」の印象が強く、付き合いはじめた彼氏にも敬語という流れもあり、固い印象がありました。しかし少しずつ笑顔や怒った表情など、朝ドラの時よりも伸び伸びと演技しているように感じるようになりました。

 今回のドラマを大きな一歩として、もう少しくだけた役にも挑戦して欲しいと思いました。ちなみに最終回は、毎日見返しています。

NHKドラマ「しもべぇ」

 金曜10時のNHKドラマ「しもべぇ」というドラマを見ました。ストーリーが面白いこともありましたが、北海道を代表する「チームナックス」のメンバー「安田顕」さんが出演しているのも理由の一つです。

 謎のスマホアプリ「しもべぇ」がダウンロードされてから、ヒロインの女子高生がピンチになるとどこからともなく現れて救ってくれる。時々ピンチでもない時に現れ、意味不明な行動をしてヒロインを困らせますが、結果的には彼女のことを思っての行動であることが後でわかります。

 「安田顕」さんと女子高生という一見イメージが湧かない組み合わせですが、安田さんの「怪演」もあって、面白いだけでなく、考えさせられる話になっています。

 最近の安田さんのドラマは、頑固な熱血刑事の役が多いという印象がありましたが、今回は「正体不明」の一言も喋らないという異色のキャラで、安田さんが「新しいイメージ作り」をしていくきっかけになるのかも知れません。今後の放送が楽しみです。

優しい音楽

 録画していた、新春ドラマスペシャルの「優しい音楽」を見ました。

 瀬尾まいこさん原作の小説をドラマ化したもので、主演が土屋太鳳さん、永山絢斗さんでした。

 また仲村トオルさん、安田成美さん、佐藤浩市さんという豪華な俳優さんも出演していました。

 鎌倉が舞台で、江ノ島電鉄のとある駅でヒロインの「千波」は亡くなった兄にそっくりなタケルという男性に出会います。

 初めは千波が一方的にタケルを黙って見つめるだけでしたが、何回か会ううちに付き合い始めることになります。

 偶然両親にも紹介することになり、タケルは千波の家を何度か訪れます。

 幼い頃に両親を事故で亡くし、施設で育ったたタケルにとって、千波の家族は、心が休まる場所になりました。

 憧れだった兄。そして若くして息子を亡くした悲しみを引きずる両親。特に息子が好きだった料理をタケルに振る舞ったり、通っていた大学に授業料を払い続ける姿は、見ていて切なくなりました。

 自分にそっくりな兄がいたことで、千波が自分を兄の姿に重ねているだけだと知ったタケルはショックを受けて、千波と距離を取るようになります。でも離れてみて、千波はタケルのことが好きになっていたことに気づきます。

 タケルも千波と離れてからは、気が抜けたようになってしまいました。

 最後にもう一度と、千波の家に行ったタケルは、最後のお願いということで、千波の家族と「ティアズ イン ヘブン」を演奏します。タケルは千波の兄がフルートを弾いていたと思い込み、自分も一生懸命にフルートを練習していたのです。

 演奏を終えて逃げるように帰るタケルを追いかける千波から「兄にそっくりだからではなく、タケルという人間が好きだ」と打ち明けられます。

 その後で兄がフルートを練習したこともないことを知るということも知ります。

 こうして千波とタケルは、晴れて恋人同士になり、家族を亡くした悲しみから少しずつ立ち直り、新たな一歩を踏み出すことになりました。

 久しぶりにみる土屋太鳳さん、初対面の人をガン見する演技、とても良かったです。

 タケルが勤める会社の社長役の佐藤浩市さんも、だんだんお父様に似て来たような気がしました。

 最後にみんなで演奏していた「ティアズ イン ヘブン」という曲も聴いてみたくなりました。

 久しぶりに涙が出る、感動のドラマでした。

 

ぎぼむす=義母と娘のブルース

 昨年に続く「義母と娘のブルース」のスペシャルが放送され、昨日リアルタイムで見ました。

 前作からの「ベイカリー麦田」の店長は相変わらず脳天気で、企業再生のいわゆる「ハゲタカファンド」に騙されて、自分が開発したパンの権利を失いかけるなどのピンチがありましたが、亜希子の機転で救われます。

 亜希子は亜希子で「ハゲタカファンド」の代表が亡くなったご主人の良一さんに瓜二つで、心が動揺してしまいます。娘のみゆきにその事を悟られ、休日に3人で遊園地に行くなど、急接近して行きます。

 企業再生を依頼した老舗パンメーカーが、彼の策略で「ベーカリー麦田」を乗っ取った形になったことを申し訳なく思った工場長が、全国の工場にストライキを呼びかけ、結局「ベーカリー麦田」は自分のパンの権利を取り戻します。

 策略が失敗して全てを失い老舗パンメーカーの社員になる羽目になったファンドの代表は、「亜希子、みゆきと3人で家族写真を撮って欲しい」というみゆきの願いに、せめてもの罪滅ぼしにと承諾します。

 ところがそこに麦田店長が乱入して、ドタバタになったところで終わりました。

 また来年も続編が期待されますが、個人的には、紆余曲折あったにしても、最終的には麦田店長と結ばれ、2人で協力して「ベーカリー麦田」を盛り立てて欲しいところです。

 続編があるかどうかは別として、このドラマの見どころは、多くの人が感動したであろう、あのみゆきのセリフです。うろ覚えのところもありますが…

 「お母さん、バカじゃないの?私が悲しかった時、自分のことのように悲しかったって?そういうのをね、そういうのを世間では愛って言うんだよ。」

 何度思い出しても涙が出ます。

【推しの名前】広瀬アリスさん

特別お題「わたしの推し

 広瀬すずさんに広瀬アリスさんというお姉さんがいることを知ったのは、もう5年以上も前だったと思います。

 可愛いけど、ストイックな役が多く、それ故にNHKの朝の連ドラの主演を務めるほどの女優さんになった「広瀬すずさん」と「姉のアリスさん」を比較するようなコメントを目にする度に、「アリスさん推し」の私としては、残念な気持ちになっていました。

 アリスさんを知った頃は、様々なドラマの脇役として、どちらかといえば「天然で、おっちょこちょいな、すいません!を連発する」役が多かった印象がありました。

 女優さんならば、「主役」を演じたいという思いが強かったと思いますが、どんなドラマの中でも、どんな役でも一生懸命演じる姿を見て、応援するようになりました。

 「仕事なんだから当たり前だ」と言えばそれまでですが、片やCMやドラマで活躍し、注目が集まる妹を見ていて、悔しい思いをしたことも当然あったと思います。

 彼女のブログかインタビュー記事でこんなエピソードを見ました。

 「すずさんのファンの方から、写真を撮ってほしいと頼まれて、お姉さんお願いします!」とカメラを渡されたことがあったそうです。

 「自分は、広瀬すずの姉じゃない。広瀬アリスという女優なんだ!」と強く思ったことでしょう。

 また「今のようにちょっと濃いめの顔に生んでくれた母には感謝している。」とも言っていました。

 私も表情によって輝く目がとても素敵だと思いますし、何より屈託のない明るい笑顔が彼女の魅力だと思います。

 昨年冬、彼女が主演の「知ってるワイフ」というドラマが放送された時、私は彼女が大きくブレイクすると確信しました。

 ドラマの中の彼女は、私の予想を遥かに超える高演技で、放送が終わった後も、時々録画を見返しています。

 そしてその後の彼女は、CMで見る機会がグッと増え、バラエティ番組のゲストとしてもよく見られるようになりました。

 第二クール目の放送の「ラジエーションハウス」というドラマでも、前作を上回る重要な役どころになっていました。

 これからも彼女が出演するドラマは必ず見て、私の「一推し」の女優さんとして応援し続けたいと思っています。

今年の初投稿は…

 2022年が始まりました。今年もよろしくお願いします。

 新年一回目の投稿は、TVドラマではなく、話題の映画です。

 CMで時々見かけて気になっていたので、見て見ました。

 タイトルは「浅草キッド」です。

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 ビートたけしさんの下積み時代から、ツービートとしてブレイクするまでの自伝小説に基づいた物語です。

 若い頃のたけしさんを演じているのは、柳楽優弥さん。先日終わった「二月の勝者」の塾長役もはまっていましたが、今回は真逆の芸人役でしたが、素晴らしい演技力でした。

 浅草の場末の劇場の小間使いをしている時に、師匠と呼ばれていた先輩芸人に声をかけられ、「芸人の在り方のイロハ」をたたき込まれます。

 中でも「芸人は笑われちゃダメだ。笑わせるんだ。」という台詞に、グッと来ました。

 借金をしてでも後輩芸人たちに食事をおごったり、劇場経営が苦しいところを見せないなど、師匠としての意地を感じました。

 ケンカ別れのようにして出て行った「たけし」が活躍する様子をテレビで見て、応援する姿にも心打たれました。

 「ばかやろう」が口癖の、浅草育ちで江戸っ子気質の師匠役は、大泉洋さんのはまり役でした。

 今のこの時代にも、アルバイトで生計を立てながらもいつかメジャーになることを目指している芸人さんたちはたくさんいると思います。

 時代は違う話ですが、この映画を観て、頑張ろうと多くの人たちが思ってもらえたらいいと思いました。