リコ活というドラマ

 永山瑛太さんと北川景子さん主演の「リコ活」見ました。

 永山瑛太さんの自衛官という役どころや「自分は〜」というセリフの時に声のトーンを下げるところは、いかにもという感じです。しかし実際の自衛官の方を知りませんので、本当に任務中もプライベートでも、あんなにコチンコチンだと、自分も周りも疲れるのではないかと心配になります。

 ただこの辺の永山さんのコチンコチンの演技はネットでも評価が高かったようですね。

 奥さんが、インテリアにこだわって色々揃えたものの代わりに「家訓」をかけたり、起床ラッパの音をスマホのアラームにし、朝4時からトレーニングなど、最初から結婚相手がドン引きするような設定は、最初からちょっとやり過ぎかと思いました。

 まあそういう世間からかけ離れた設定であればあるほど、離婚への流れに説得力があるのかも知れませんが…

   オープニングタイトルでも、「離婚家族」というテロップがありましたので、「そのうちに新郎新婦の両親も離婚するのだろう」と思っていたら、ほとんど本人たちと同時進行で両親も離婚するという展開になっていてちょっと驚きました。

 離婚とは関係ないのですが、新郎の父が、定年退職しているにも関わらず、現役時代の名刺で自己紹介している場面がありました。

 昔読んだ本に「現役時代に社会的地位が高かった人ほど、その頃のことが染みつき、リセットできず、再就職が上手くいかないことが多い」というようなことが書いてあったことを思い出しました。

 第一話から盛りだくさんですが、どうなるのか目が離せないドラマです。

遅まきながら「ネメシス」の話で

 先週が第一回の放送だった「ネメシス」について書きます。

 「ネメシス」に由来がギリシャ神話の女神から来ているのはご存知かと思います。

 人間たちの思い上がった無礼な態度に罰を与えるという恐ろしい神に由来しているそうです。

 ストーリーの方は櫻井翔さんが自称名探偵で、広瀬すずさんがその助手という設定です。しかし櫻井さんは事件を誤った方向に解決しようとすることが多く,助手の広瀬さんに何度もダメ出しされる、「ダメ探偵」という設定です。

 櫻井さんと言えば「謎解きはディナーのあとで」というドラマで、警察顔負けの名推理によって事件を解決する「執事」を演じていましたが、今回はその真逆の設定というのが面白いです。まあ「謎解きは…」を覚えていない人も多いかと思いますが…

 広瀬さんは、お父さんが謎の失踪を遂げたため、その手がかりを求めて日本にやってきたという設定ですが、なぜそんなに天才的な頭脳で事件を解決できるのかも含め、まだわからないことが多いです。わからないと言えば、江口洋介さんがベテラン探偵だったのに、櫻井さんがそれを引き継いだいきさつもよくわかりません。

 広瀬さんのお父さん失踪の理由に江口さんが関係しているようにも思えます。

 櫻井さんの迷?探偵ぶりと広瀬さんのダメ出しの掛け合いというコミカルさと、お父さん失踪や江口さんがどう関係しているかという謎を楽しみながら、今日の第二話を見たいと思います。

久々の人情ドラマ「ずんずん」

 明治ドラマスペシャルの「ずんずん」見ました。

 人と人とが助け合い支え合っていた昭和を思い出させる、ちょっとお節介なベテラン牛乳配達員の人情ドラマでした。

 「俺たちが配達しているのは、牛乳だけではない」がモットーで、配達先では一件ずつ声をかけたり、時には家の神棚の掃除まで。

 しかし時代の流れであまりお節介を焼くことを快く思わない人も出てきて、牛乳配達の店長からもお節介をやめるように言われてしまいます。

 そこへ恵まれない境遇で育ち、人に心を開けない若者が牛乳配達員として入ってきます。

 彼にも自分のモットーの話をしますが、彼の心はなかなか開きません。

 ある日持病を抱えた女性が牛乳の空き瓶を戻していないことから、何かあったのではないかと心配します。でももうお節介をしないと決めていたので、最初は何もしないつもりでしたが、どうしても心配で娘に連絡するものの忙しいと断られます。

 心を開かなかった若者も何とかしたいと女性の住む家を管理する不動産屋から合鍵を借りて、その家を開けて安否を確認することに協力するまでになりました。

 地方では、郵便配達や宅配便の配達員さんが、地元のお年寄りの安否確認をしているという話を聞いたことがあります。

 個人のプライバシーの保護が叫ばれ、人と人との関係が希薄になっている現代ですが、少子高齢化が進む中、何かあれば気づいてもらえるような人間関係は必要なのではないかと改めて思わせる、心に響くドラマでした。

恋はDEEPにというドラマは?

 綾野剛さんと石原さとみさんが主演で話題の「恋はDEEPに」が始まりました。

 石原さんは大学で海洋生物の研究員をしていて、人一倍海の生物の保護に熱心な「海洋生物オタク」という役どころです。

 一方で綾野さんは観光開発会社の会長の息子で、海中展望台を含む一大海洋リゾートを造る計画を立てていました。しかし生態系に悪影響を及ぼすことを心配した石原さんが建設に反対し、綾野さんとぶつかります。

 石原さんは海洋生物を守るために色々対策を考え、綾野さんにお願いに行きますが、「俺たちの仕事を甘く見るな」と言われてしまいます。

 それでも綾野さんも実際に現地に行き、海の生物の様子を見るために、海に潜りに行きました。しかしそこでアクアラングの一部が岩に引っかかって、溺れてしまいます。

 偶然現地に来ていた石原さんが異変に気づき、海に飛び込んで綾野さんを助けます。

 意識が戻らないので、マウストゥマウスをすると意識が戻りました。

 しかしその様子が隠し撮りされており、その動画がどうなるのかが見ものです。

 また石原さんが異変に気づいた理由は、海洋生物たちと話せるという能力があるからという設定になっていました。この能力がどう活かされるのかも楽しみです。

少し前のドラマですが…

 少し前のドラマになりますが、坂口健太郎さんと北村一樹さんが主演の「シグナル」というドラマのスペシャルを見ました。

 録画してありましたが、なかなか時間がなく、昨日見ました。

 何年か前に連続ドラマで放送されていましたので、刑事ドラマ好きの私としては見逃せないものでした。

 しかし刑事ドラマの定番の事件が起こり、遺留品や地道な聞き込みで犯人を追いつめて逮捕するという流れですが、このドラマは違いました。

 20年前の時代で活躍している刑事=北村さん、と現代の刑事=坂口さん、が壊れているはずの無線機で繋がるところから始まります。

 未解決事件を捜査する部署にいる坂口さんは、20年前の事件の情報を北村さんに提供して事件を解決したり未然に防いだりします。

 しかし刑事として熱いばかりに上層部からは邪魔な存在になり、命を狙われたり、同僚の刑事を殺した濡れ衣を着せられ、指名手配されたりします。

 何度も殺されて、白骨死体で発見されることもありますが、その後に時間が戻った世界から無線が入り、坂口さんが北村さんが殺されることを未然に防ぐという展開です。

 そのうちに同僚の刑事が殺された事件には、上層部の不正が関わっていることがわかりますが、それを知っている人物も殺されていき、なかなか真相にたどり着けません。

 警察上層部の不正とそれを隠蔽するために人が殺されるという設定は、これまでもありましたが、過去と現代を繋いで真相に迫るというのは斬新な設定です。

 久しぶりにスペシャルが放送されたのは、映画の公開につなげる目的もあったようですが、映画の方も楽しみです。

 過去と現代をつなげるというのは最近の韓国ドラマの得意とするところで、ジャンルは違いますが、先月終了した「知ってるワイフ」にも通じるものがあります。

 「知ってるワイフ」の中に「誰にでも取り戻したい過去がある。」というセリフがありましたが、そこがこのようなドラマにひかれる理由かも知れません。

レンアイ漫画家というドラマ

 鈴木亮平さんと吉岡里帆さん主演のドラマ「レンアイ漫画家」が始まりました。

 鈴木亮平さん扮する少女漫画家は、いかにも女性というようなペンネームを使っているため、正体が男であることが絶対に明かせないという設定です。

 吉岡里帆さんは、鈴木亮平さんの弟と付き合っていたことがありましたが、その弟が不慮の事故で亡くなり、彼女の勤める斎場で葬儀を行いました。そこで鈴木さんと出会いトラブルになって、斎場をクビになってしまいます。

 その後恋愛漫画のネタ切れに苦しんだ鈴木さんが、100万円という破格の条件で、吉岡さんに恋愛をさせ、その様子や体験を報告させて、ネタにするという仕事を持ちかけます。

 最初は100万円に目がくらみ、雑誌編集者の後輩の男性に声をかけて、鈴木亮平さんの指示通りにデートまで漕ぎつけます。しかし途中から良心が痛み、本当のことを話して別れようとしますが、もう本気で相手のことが好きになってしまい、もう一度付き合うことになりました。

 その経緯を鈴木さんに話すと、鈴木さんは無情にも「今度は別れて来い」と言い放ちました。

 100万円という大金をエサに自分の描くストーリーに合わせて恋愛をさせる漫画家と、お金のためだと恋愛を始めるが、本気になってしまう不器用な女性の不思議だけど共感できるところもある、恋愛ドラマだと思います。

 さんざん恋愛までさせ、本気になりかけたところで「別れて来い」とは随分だとも思いますが…

  次の展開が今から楽しみで仕方ありません。

不思議なドラマ「死ぬとか生きるとか父親とか」

 何とも言えない不思議なタイトルにひかれ、録画して見てみたドラマが「死ぬとか生きるとか父親とか」でした。

 リスナーのお悩み相談を受けるラジオ番組のMCをつとめる吉田羊さんと、定年退職した後も何かと娘である吉田さんを頼る父親に個性派俳優の國村隼さんが扮しています。

 吉田さんのお母さんは18年前に亡くなっているという設定で、写真でしか出ません。

 しかも父親はもう少し郊外の家賃12万円の家に引っ越したいと言い出しますが、家賃が年金金額を上回っている上に、年金生活者故に一年分の家賃の前払いという条件がついていました。

 いくらか蓄えのある吉田さんが援助することになりましたが、高齢者が家を借りる事の大変さを改めて感じました。また自分のわがままで子どもに迷惑をかけてはいけないとも思いました。

 今まではゴールデンタイムのドラマしか見ませんでしたが、深夜のドラマの中には色々考えさせられるものもあると思いました。