ヤンキー君と白杖ガール

 水曜日のドラマ「ヤンキー君と白杖ガール」に今はまってます。

 現在5話まで見ましたが、弱視の女の子が、点字ブロックをふさいでいたヤンキー君と出会ったことがきっかけで、自分に自信を取り戻し、恋にも目覚めるというお話のようです。

 私の身の回りには、視覚に障がいのある人はいませんので、ドラマの設定や弱視の人の細かい描写は、なるほどと考えさせられることが多いです。

 また要所要所に登場する白杖を持つ芸人さんの「濱田裕太郎さん」の解説もわかりやすいです。いつも最後に「どっちか迷ったら、笑って下さい」と言っていますが、これらも「なるほど」と思わされことばかりで、とても笑うことなどできません。(もっとも芸人さん的には、笑って欲しいのかも知れませんが)

 弱視である白杖ガールの方に目が向きがちですが、ヤンキーではありますが、実はピュアで優しい心の持ち主である「黒川」の暗い過去や可愛いそうな生い立ちを織り混ぜながら、それぞれが抱える心の傷ゆえに惹かれ合うという展開になっているところも見どころかと思います。

 黒川が、ユキコをマリーゴールドが咲く公園に連れて行った場面の「俺とユキコさんは、住む世界が違うから」と言ったセリフ、私も含め「見える人と弱視の人に壁があることなんてわざわざ言わなくても…」と思ったのではないでしょうか?

 でも黒川は「自分が警察に目をつけられているヤンキーで、家族にも恵まれていない」という境遇と優しい家族に恵まれたユキコを比べていたのでした。

 「私が、普通…」。弱視を負い目に感じていたであろうユキコは、そこで自分は実は恵まれた存在であることに気づき、黒川が自分に同情しているのではないことに気づきます。

 そしてその黒川の気持ちが本物であることを受け入れ、ユキコは黒川と付き合うことを決めます。

 この後も、様々な問題が起こりそうですが、最後は幸せになって欲しいと願わずにはいられません。