恋はdeepに話が海の底へ⁇

 「matchadorama」さんのブログが気になっていましたが、まずは自分の目で見ないと何もわからないので、今日見て見ました。

 海音の設定が人間ではないという展開は、ラブロマンスドラマとして見て来た私には、何か「後出しジャンケン」にように思えました。

 橋本じゅんさんが海で気を失っているところを助けたという回想シーンが最近度々出てきますが、これは兄役の大谷亮平さんに「本当は姪っ子なんていないでしょう?」と追及されたので、出て来たシーンにも思えました。もちろん姪っ子などではないことは、わかっていましたし、よくある「事故などで突然亡くなった親友の子どもを引き取った」というパターンかとも思っていました。

 確かに重装備で潜った倫太郎を、素潜りで、しかも服のまま飛び込んで助けたことを考えると、なるほどとは思います。海の生物達と話せることや、盛んに「時間がない」と言っているのが人間ではないという伏線なのかも知れません。

 しかし一大海洋リゾートを建設するというリアリティ満載のプロジェクトが紆余曲折しつつも進行し、会長である父の「鶴の一声」で倫太郎がプロジェクトから外されたり、海音の論文が認められるなど、この状態からメルヘンの世界に行くのは無理があると私的には思います。

 個人的にはせめて「海の事故か何かで記憶を失った女性」という話に収めて欲しかったです。今後のストーリー展開にもよりますが、救急車で運ばれそうになり、「私は人間じゃないの!」と言って逃げ出すシーンも話をややこしくしている気がしました。ここもせめてなくした過去の記憶のトラウマで、「救急車を見ると嫌なことを思い出して怖い」くらいにとどめておけば、ラブロマンスドラマの展開に戻れると思いました。

 まあ私は脚本家ではありませんので偉そうなことは言えませんし、王道のラブロマンスドラマではつまらないという考えもあると思いますので、今後の展開には引き続き注目して見てみたいと思います。