ドクターXというドラマ

 米倉涼子さんの事務所退社によって、続編の制作が心配されていましたが、今年度後半期のドラマとして「ドクターX」が帰って来ました。

 相変わらず「医師免許がなくてもできる仕事は、致しません」の姿勢を貫き、神技的な手術の腕と的確な判断で対応するところは健在です。

 ただ新型コロナウイルス対策で、外科手術が減り、内科病棟に患者とスタッフが集中するという我々も想像に難くない、現在の病院の状況もよく反映した設定になっています。

 外科を丸ごと「分院」という古い建物に移すのは、ちょっとやり過ぎ感はありますが、毎回西田敏行さん扮する院長は、逮捕されたり、院長の座を追われたりという波乱が起きていましたので、今回も内科にお株を奪われてから、どう盛り返すかも興味深いです。

 ウイルス研究に熱心なあまり、蛭間院長と対立し、一度は病院を去った蜂須賀医師が、内科院長として病院を仕切るという展開、しかもその役に野村萬斎さんというのもはまり役だと思います。

 またまだ本領発揮していませんが、鳴り物入りで呼ばれたが、危険な手術はしない、

要潤さん演じる興梠医師との関係にも注目したいところです。

桜の塔、3〜5話一気に見て

 緊急事態宣言とあいにくの雨で、平日はなかなか見られなかった「桜の塔」の最新の3話分を一気に見ました。

 上條は、父の死の真相にたどり着くべく、色々な手を尽くし、関わりのあった人間を突き止め、追い詰めます。その人物は自分よりも上の地位にある人物ですが、証拠や有力な証言をたてに、真実を吐かせます。

 しかし直接父親を自殺に追いやった張本人が、椎名桔平さん演じる千堂部長であることを突き止め、本人も認めていながら決定的な証拠を押さえられず、告発にまで持って行けません。

 千堂部長も上條に協力していた人間を裏で操り、自分に寝返るように仕向け、自分が不利になる証拠を消して行きます。

 更に驚いたのは千堂部長が、上條も出世のために裏工作をしていたことを全て知っていたことです。これなら「俺はお前なんかに倒せる相手ではない。」と言うのも納得です。

 今回の椎名桔平さんの役は、出世のためなら誰だろうと構わず蹴落とすという執念のようなものを感じます。今のところそこまでする理由や事情はわかりませんが、もしかすると、上條が父親を亡くしたことにも似た、警察組織への復讐心が根底にあるのかも知れません。

 父親を死に追いやった張本人の娘との結婚は複雑な思いもあるかも知れませんが、5年前の傷害事件を隠蔽していることに後悔していた優愛に「君のことは俺が守る」と言った気持ちは嘘ではないと思います。

 今週の第2部は、5年後の話になるようです。千堂部長が更に偉い地位に着いているようですが、父親の死の真相にたどり着くまで、諦めずに千堂部長を今度こそ追い詰め、真相にたどり着いて欲しいものです。

今回は先週のおしゃれイズムから

 今回はドラマではなく、先週の日曜日に放送された「おしゃれイズム」の話です。

 ゲストは、私が一押しの広瀬アリスさんでしたので、リアルタイムで見ました。

 毎回注目してチェックしているドラマに、主演ではないけれどかなりの確率で出演して、存在感があると何年も前から注目していた女優さんですし、先月まで放送されていた「知ってるワイフ」での好演が印象的で、ますますファンになりました。

 ネットでも共演者への気遣いができることやちょっと男性的な面があるなどという話を目にして来ましたが、悪い話は今のところ聞いたことがありません。

 番組の中では、エピソードが紹介される度に「よく笑う」という印象で、本当に明るくて人に元気を与えてくれる人だと思いました。

 仲の良い芸能人も、ご本人よりかなり歳の離れた「おじさま」というところもユニークだなと思いました。

 「知ってるワイフ」の中でも「とぼけた顔や変顔するシーン」がありましたが、番組の中でも「ものまね」を披露していました。

 それでも「ポジティブでいる自分に、突然ネガティブな気持ちがやって来る」という言い方をされていましたので、誰もが感じる仕事上の様々な重圧と戦っている一面も感じました。

 最新の映画では、元ヤンの役も演じているそうですので、ますます演技の幅が広くなり、これからが楽しみです。

 個人的には、ドクターXのような、難手術をいくつもこなすような名外科医などにも挑戦してほしいとも思っています。

恋はdeep に。更に人間離れした展開に...

 海音が人間ではないことがわかってから、海音の人間離れした行動がクローズアップされ始めました。

 岩塩をお菓子のようにボリボリ食べる。何台もの加湿器に囲まれる。更に10kg入りの天然塩まで届きました。

 リゾート開発の方はプロジェクトから外れた倫太郎が、星が浜の美しさを地元の人にアピールするイベントを任されることになります。

 その仕事を受けるにあたり一度中止になった「海中展望タワー建設」計画を復活させるという条件を出しますが、流れからこれは難しそうに見えました。

 倫太郎の母親がつけていた指輪を海音が持っていて「海で見つけた」という話から、ようやく母が海に入ってしまったビーチボールを取りに行って亡くなったことがわかる回想シーンが流れます。(まあおおよその事情はわかっていましたが・・・)

 弟は弟で何やら怪しいリモート通信で、何人もの人と秘密の話をしていたり、鴨居先生が、海音の経歴について執拗にコメントを求めた記者に怪我をさせ、警察に連れて行かれるシーンがあったり、何か海音と倫太郎の周りが妙なことで慌ただしくなっているのが、話をややこしくしているようにも感じました。

 まあ原作がコミックだということもあるのかもしれませんが、メジャーな俳優さん・女優さんが出ているだけに、もう少し誰もが満足できるようなストーリーになればと思うのですが・・・

リコカツ第5話、一気に急展開!?

 リコカツ第5話見ました。

 それぞれの両親の方の離婚は避けられない状況でしたが、とうとう離婚届にハンを押すことになりました。いわゆる熟年離婚と言われるものは、男の方が慌てて、女性の方が冷静で、実は着々と準備をしていたなどということも多いと聞いたことがあります。

 その一方で、先週でもう一度やり直すことにしたばかりの紘一と咲が、お互いの仕事を優先したいという理由で、また「結婚は間違いだった」と一気に離婚届にハンを押すまで行ってしまいます。

 その裏に間違って離婚届を持って行ってしまった元カレの青山の存在があったのは、まあわかります。しかしその場に上官の一ノ瀬さんがいて誰の離婚届かを見てしまうというのは出来過ぎな感がありました。

 一ノ瀬さんはその後、咲の元を訪れて、離婚した方がいいのではないかまで言います。

例え上官でも、これはやり過ぎですし、今の世の中なら「パワハラ」にもなりかねないことです。まあ一ノ瀬さんの紘一に対する強い思いが、そこここに出ていますので、ドラマとして見逃すところではありますが.....

 編集者を仕事にしている人のドラマを見ていますと、そこまで作家の機嫌取りをしないとダメなのかな?と思うような場面を時々見ます。

 作家さんだって売れる作品を書けないと見捨てられるのが現実なのではと思うのですが、「レンアイ漫画家」のドラマでも、(まあこの場合は売れっ子漫画家という設定なので、比較になりませんが)作家が、編集者や周りを振り回しているように思えます。

 作家の水無月先生も、「今までにない作品を書く」という話をエサに、咲を振り回しているようにしか見えませんし、咲に気があるのも見え見えです。

 元カレの青山、水無月先生、一ノ瀬さんを巻き込んで、本当に離婚してしまうのでしょうか?!展開がコロコロ変わるが故にますます目が離せなくなりました。

珈琲いかがでしょう「光と闇」

 中村倫也さん主演のドラマ「珈琲いかがでしょう」ですが、今までそれほど多く出ていなかった、裏社会の人間時代の描写が最近増えて来たような気がします。

 ただの移動コーヒー店ではないとは思っていましたが、かなり危険な橋を渡って来たようです。

 そんな彼が、「師匠」と仰ぐコーヒー通の男性と出会ったことで、美味しいコーヒーを淹れる事にどっぷりハマってしまいます。

 そして裏社会を抜けてコーヒー店を始めるわけですが、それを黙って見過ごしてくれるはずもなく、あらゆる手段で追われる身になります。

 兄のように慕っていた弟分に見つけられますが、中村倫也さんに刺されたと一芝居打って、結局は逃がします。

 しかしそれではあざむけず、亡くなった師匠の手がかりにたどり着く直前に、裏組織のメンバーに捕まるというところで終わりました。

 中村さんの過去は避けて通れない事ではありますが、コーヒーの「師匠」の正体やホームレスになった事情、コーヒー通になったいきさつなど、他にも知りたいことはたくさんありますので、今後その辺りのエピソードも知れたら、とも思います。

ドラゴン桜第3話は??

 一昨日、リアルタイムで「ドラゴン桜」を見ました。

 東大進学コースを潰そうと様々な手を打って来る理事長は、難関大進学コースを立ち上げたり、東大を目指す秀才の藤井と東大進学コースの生徒をテストで勝負させ、負けたら桜木たちをクビにするということまでします。

 しかし理事長自身が選択した東大の過去問にも関わらず、藤井が負けてしまいます。

 人一倍勉強していて、頭もいい藤井がなぜ負けたのか?その理由を桜木は鋭く指摘しますが、受け入れようとはしません。

 また藤井を遠巻きにバカにした生徒への問いかけと痛烈な批判は、日々目の前の仕事に忙殺されている自分にとっても耳が痛くなりました。思えば自分もガムシャラに「馬車馬」のように働いて来たような気がしました。

 「ただ覚えるのではなく、物事の本質を捉える勉強をしないと東大に入れない」というニュアンスの話も、自分の受験勉強は、もしかすると間違っていたのかも、と考えさせられました。

 家庭の事情や様々な問題をも抱えている東大進学コースの生徒たちですし、この先も新たな問題に遭遇しそうですが、少しずつでも自信をつけて、本当に東大に行ってほしいです。