長瀬智也さん、惜しい役者です

 TOKIOを辞めた後、ドラマに久しぶりに主演した長瀬智也さんの「俺の家の話」が終わりました。

 プロレスラー役ということで身体をかなり鍛え上げて撮影に臨んだとネット記事に書いてありましたが、プロレス技も板に付いており、ワイルドな風貌とも相まってそのままデビューできそうな感じさえしました。

 さて話の方は宮藤官九郎さんらしく、笑いあり涙ありで、おしまいのどんでん返し的な展開にも驚かされました。

 代々続く能の宗家で人間国宝でもある父が脳梗塞で倒れたことを機にプロレスをやめ、能の後継者としての稽古と父の介護という今までとは180°違う生活に戸惑う様子がリアルに表現されていました。

 ヘルパーとして家に来ていた戸田恵梨香さん演じる「さくらちゃん」も最初は財産目当ての悪い女の印象でした。でも次第に長瀬さんに惹かれ、資格も取って父への介護にもさらに一生懸命になることで、誤解が解けるという展開になり、少しほっとしました。

 観山家の家族も妹役に江口のりこさんと夫役のロバート秋山さんのコンビ。弟役の永山瑛太さん。ただの養子だったはずの寿限無こと、桐谷健太さんが、実は宗家の隠し子だったという事実。長瀬さんの息子や甥っ子の存在など、色々な味を出し,人間国宝の宗家と様々な関わりを持ち、話が進みます。

 人間国宝の家ではあったが、現金があまりなく、生活費が苦しい事がわかり、やむなく覆面レスラー「スーパー世阿弥マシン」として、復帰します。能とプロレスラーという2足のわらじを周囲に隠してどちらも頑張る姿を見て、いつバレるのかハラハラしながら見ていました。

 車椅子の父が乗れる車を借りて、思い出作りに旅行へいったり、家を出ていた期間を取り戻そうと頑張る姿にも感動しました。

 そして紆余曲折あって、一門のお弟子さんや能の重鎮たちの前で、代表作「隅田川」を舞うことになった訳ですが、最終回の大どんでん返しが……

 ということで続きはまた後日