コントが始まるのネタが...

 今回は、先週の「コントが始まる」の話です。

 如何にも怪しい「奇跡の水」というコントで始まった今回の話は、菅田将暉さん演じる春斗のお兄さんにまつわる実話だったことが明らかになります。

 怪しい新興宗教にはまり、気がついた時には仕事も友人達も、妻と子どもさえ失ってしまいます。何もかも失って、実家に何年も引きこもってしまっているという、笑えない話ですが、春斗は「兄ちゃんなら笑ってくれる」とネタにすることを決めます。

 そのいきさつを聴いていた有村架純さん演じる里穂子が会社を辞めたいきさつと、辞めた後、一か月引きこもりになり、妹に救われたことを打ち明けます。

 春斗の兄は春斗がお笑いを続けられるように親を説得すると言ってくれる場面があり、今まで見えていなかった兄弟の絆を感じました。

 原因こそ違いますが、里穂子も春斗の兄と自分の境遇を重ねているところや妹に救われ、姉妹の絆を改めて感じたところは、とかく家族の絆が希薄になっている現代に一石を投じているとも感じました。