モコミ 彼女ちょっと変だけどのおじいちゃん語録!?

 新シリーズのドラマが始まりましたが、年度初めは多忙で、見られていません。

そこで今回は、前回の「モコミ彼女ちょっと変だけど」の中で、なかなか良い味を出していた、橋爪功さん演じる「おじいちゃん」のセリフを取り上げてみたいと思います。

 まず兄が「モコミ、モコミってうるせ〜んだよ!」と不満をぶつけて、家出したものの数日で帰って来て「どうせ中途半端だと思ってるんだろ」と言った時に、「中途半端いいじゃない。なかなかできるもんじゃない。いいよいいよ。」とおじいちゃんが言った場面。嫌味を全く感じさせない、「若いんだから、中途半端で終わっても、何でもやってみればいいんだ。」という、兄へのエールにさえ感じました。

 次は、前回も少し触れましたが、ぼやを出して追い出されたはずのアパートに荷物を取りに帰るシーンがあり、おかしいなと思っていたら、それが最終回の伏線だったんですね。母が「アパート代もったいないから、引き上げて、ここに住んだらどう?」と言った時の嬉しそうな表情。そして「どうして家に来たの?」と聞かれて「だって寂しかったんだもん。」と初めて本音を言えたシーンは、孤独な老人が増えているというニュースを思い出して、ちょっと悲哀を感じました。

 最後は、モコミが木や草花と話せる能力が戻ったのに、1番の親友だった、ぬいぐるみのトミーとだけ話せなくなって落ち込んでいた時、おじいちゃんがモコミにかけた言葉です。「モコミは、もうトミーから卒業したということじゃないのかな?」

 凄く説得力があり、モコミが「樹医」という自分が見つけた夢に安心して進み、トミーとも納得して別れられる言葉だと思いました。トミーと話せなくなって落ち込んでいるモコミを元気づけるには、もうこの言葉をおいて他には考えられないと言えるくらいの名ゼリフでした。おじいちゃんに10個くらいの「いいね!」をつけたいくらいでした。

 毎回30分という短いドラマでしたが、内容の濃いいいドラマだったと思います。

 続編ができたら、是非見てみたいです。