霊媒探偵 城塚翡翠というドラマ

 日曜の22時半のドラマは、私の好みに合うものがあまりなかったのですが、以前から注目している「清原果耶さん」が主演ということで、欠かさず見ています。

 朝ドラや「ファイトソング」の時とは大きく違う、霊媒師という役どころで、憑依された時と普段の自分という役を上手く演じ分けていると思います。

 まだ3話しか放送されていませんが、瀬戸康史さんや小芝風花さん、及川光博さんなども出演していて、ミステリアスなストーリーとも相まって、連続殺人事件の真相にどう迫るかがとても見ものです。

 「まことちゃん」と呼ばれている、小芝風花さんの役どころと翡翠さんとの関係も謎です。ただ、今の段階で、主役級の実力派、小芝風花さんのこの使い方は、ちょっともったいないのでは?と思ってしまいます。

 及川光博さんも、何か抱えていそうですし、翡翠さんがピンチになる夢も正夢になりそうだったり、ますます目が離せません!

これからは、ドラマ<バラエティの時代??

 2ヶ月以上のご無沙汰です。今回は番組再編についてのお話です。

 テレビ朝日系列では、伝統的に20時台のドラマが放送されて来ました。

 「科捜研の女」「相棒」「遺留捜査」など、お馴染みのキャストで、時代の流れに合わせながらも、「水戸黄門」のようなお決まりの展開があり、安心して見ていたものです。

 ところが前クールの「遺留捜査」を最後に、「20時台のドラマはなくなる」と言う告知があり、衝撃を受けました。

 他局では20時台をドラマ枠からバラエティにシフトして久しいですが、「テレビ朝日よおまえもか?」という心境です。

 自分の子どもたちを見ていますと、ドラマにはあまり関心はなく、お笑い芸人の方々のトーク番組や旅番組などをよく見ているようです。

 仕事から帰ってテレビをつけた時に、20時〜22時までに連続して入るドラマを見ながら晩酌するというのが楽しみでしたが、曜日によっては22時台までドラマが放送されない日があります。

 年のせいか、バラエティ番組よりも「ハラハラ、ドキドキ」や思わず「クスッと」なるドラマの方が好きなのですね。

 幸い「科捜研〜」等のドラマは、21時台から放送されることにはなりましたが、早い時間がバラエティにシフトしていくのは、時代の流れなのでしょうか?

 ちょっと寂しいですね。

ファイトソングというドラマ

 終わってしまって今一番ロスを感じているのが「ファイトソング」です。特に最終回はもう10回は見ています。

 特に花江の空手の激励会の中で、お互いの本当の思いを伝え合った後のセリフが印象的です。

花江の「芦田さんの音楽がわからない」という言葉に、芦田さんが言った一言。

「花江、そんなこと、ない。」とても感動しました。

 私は「聞こえなくても大丈夫」と言うのかと思っていましたが、いい意味で予想を超えていました。

 そう言えば昔、病気で耳が聞こえなくなった方の話を聞いたことがありました。

彼の話では、「メロディーは聞こえないが、ベースやドラムの音は振動で伝わって来るので、昔聞こえていた記憶も思い出し、何となく曲のイメージが伝わることもある。」そうです。

 昔放送されていた「関口宏東京フレンドパーク」という番組で、周りにはベース音だけが聞こえ、回答者のみ全部のメロディーが聞こえるという設定になっていたゲームがありました。多分いつもそのベース音だけが聞こえているということなのでしょう。

 先の彼も中学校時代太鼓クラブで活動していたそうです。太鼓はバチの振動を手から感じるので、リズムが取れたと言っていました。

 話がそれましたが、何度見ても目が熱くなるシーンです。

続々・深夜のドラマも充実

 深夜ドラマの最後は、「アフロ田中」というドラマです。

 独身で会社の寮に住むアフロヘアーの田中君が、先輩たちのセッティングした合コンで女の子と出会うが、うまくつきあうところまでなかなか行かず、先輩たちの武勇伝をうらやましそうにききながら、お目当ての子にアタックする話です。

 合コンなど経験のない昭和で20代を過ごした私にとっては、あまり実感のない話でしたが、まあ今の若者あるあるという感じで見ていました。

 元々賀来賢人さんが出ているということで見ていましたが、ちょっと変わり者の田中君が、妙に賀来さんにしっくりきていた気がしました。

 日曜劇場の「厚生労働省の官僚役」とのギャップも新鮮で面白い作品でした。

続・深夜ドラマも充実

 深夜ドラマの話の続きになります。

 玉城ティナさん主演の「鉄オタ道子2万キロ」は、いわゆる生粋の「鉄オタ」の方々からは、批判的な意見が多く寄せられていました。

 「鉄オタはこうでなければ」という考えは私にはわかりませんが、日本各地のユニークな無人駅を巡り、その周辺の豊かな自然の風景だけでも、自分が行ったような気になれるので、満足でした。

 玉城ティナさんは、沖縄出身の整った顔立ちの美しい人ですが、一つ芯の通った強さや信念のようなものを感じる女優さんだと思いました。

 役どころは大兼久道子という名前ですが、「YUI」というペンネームで鉄道雑誌に不定期に投稿もしています。ちなみにその「YUI」は、沖縄のモノレールである「ゆいレール」にちなんでいるそうです。

 その「YUI」さんに会いたくて鉄道の旅をする青年「甲斐」君を演じるのが、栗原類さん。道子=「YUI」とは知らず、時々連絡を取って同じ無人駅で待ち合わせたりしています。

 時々道子の写真を撮って「勝手に撮らないで!」と言われるシーンもあることから、友人としても少し距離を取ったつきあい方をしている感じがしました。

 少し旅番組的な要素も入った30分ドラマでしたが、続編またはシーズン2が合っても面白いと思いました。

                                 (さらに続く)

 

深夜ドラマも充実

 今期は深夜ドラマも個人的に見て充実していたという印象があります。

 吉田鋼太郎さん主演の「おい!ハンサム」、ジャニーズWESTやなにわ男子が出演していた「鹿楓堂 よついろ日和」、玉城ティナさん主演の「鉄オタ道子2万キロ」、賀来賢人さん主演の「アフロ田中」の4つを見ていました。

 「おい!ハンサム」は、3人の娘の父親である吉田さんのコミカルな部分と、娘たちに「人はこうあるべきだ」というような教訓を熱く語る部分のギャップがあり、ほのぼのとした気持ちになりました。

 そして娘たちがそれに対して必ずいうセリフが「ハンサムが、何言ってんの」。

 結婚したり、社会人になっても、娘を思う愛が、吉田さんの演技から伝わってきました。私には息子しかいませんが、世の娘さんたちにとっては、このくらい適度な距離を取りつつも、困った時は助けてくれる父親が憧れかも知れません。

 「鹿楓堂 よついろ日和」は、祖父が営んでいたカフェを引き継いだ古民家カフェが舞台です。そこに様々な事情や生い立ちの仲間が集まり、お茶、料理、デザートなど得意分野で訪れたお客さんを癒すという物語です。

 スイと呼ばれている店長には、大手ホテルチェーンの代表を務める双子の兄がおり、その兄との確執とその後の和解も物語には上手く織り込まれていました。

 単なる古民家カフェではなく、そこに来るお客さんたちの抱える悩みも癒す力のある不思議な雰囲気のカフェで、本当にあるならば、行ってみたいと思いました。

                                  (続く)

 

今期はドラマロスが増えそうです。

 3月も終わりにさしかかり、1月からのドラマが次々と終わりました。

 一部オリンピック中継で放送が伸びたものもありますが、来週は定番の「科捜研の女」と最終回の「ミステリーという勿れ」以外はチェックしていたドラマがなくなります。

 毎日のドラマのチェックと録画は私の生活のルーティーンでもあるのですが、同じドラマを毎週見ていますと、家族の間でも「ロス」を最も感じるドラマには、違いがあるようです。

 例えば私の一番は「ファイトソング」ですが、妻は「ムチャブリ」でした。社会人になった息子は「母小学生になる」だそうです。

 NHKの朝ドラのヒロインは、朝ドラ後の民放ドラマに注目が集まりますので、今回は清原果耶さんの演技に私も注目していました。

 やはり最初は「モネ」の印象が強く、付き合いはじめた彼氏にも敬語という流れもあり、固い印象がありました。しかし少しずつ笑顔や怒った表情など、朝ドラの時よりも伸び伸びと演技しているように感じるようになりました。

 今回のドラマを大きな一歩として、もう少しくだけた役にも挑戦して欲しいと思いました。ちなみに最終回は、毎日見返しています。